A ee mi / アーイミー
台湾の土着世界をサイケデリックに描く
概要
A ee mi(アーイミー)は台湾のイラストレーター、漫画家。サイケデリックでカラフルな色彩と形態でファンタジックな世界を描き出す。台湾文化や社会問題を主題にした作品を描く事が多いアクティビティストでもある。
A ee miは、ニューヨークで芸術分野の修士号を取得し、短期間の就労を経て、2017年に台湾に戻る。その後は自分の心の声に耳を傾け、男女同権や同性結婚、政治といった社会的な問題を主題としたイラストレーターとして注目集めるようになる。
以前は政治や社会問題に関心がなかったが、台北で発生したひまわり学生運動や香港でも反政府デモに影響を受け、現在の作風になったという。
そのため、一見すると欧米のサイケデリック・アートの文脈で評価もできるが、台北独自の美的感覚や文化、場所など土着要素が強く含まれている。万華区のカラフルな看板やネオン、昔ながらのマッサージ店や理髪店など風情ある町並みは作品に大きく影響を与えている。
なお、彼女の英語名はエイミー(Aimee)だが、韓国語ではアーイミー(a-ee-mi)と発音することが面白かったので、この名前を使っているという。
■参考文献
・https://travel.taipei/ja/pictorial/article/21610、2020年12月12日アクセス