くねくね/ White Lady
遠くで見かける白いくねくねしたおばけ
概要
「くねくね」は2003年ごろから日本のインターネット上のさまざまな場所で同時多発的に流布した怪談、都市伝説。海外の「スレンダーマン」とよく似ている。くねくねは21世紀に生み出した"近代的妖怪"の1つとみなされている。
特徴
共通して語られる特徴は「体をくねらせるように動く正体不明の物体」であることである。形状は細長く人間のような形をしており、色は白であることが多く、紙のマネキンのようなかんじであるという。まれに黒っぽいものを目撃したものもいるという。
目撃時期や場所は、夏の暑い日の田舎の水田や川原など内陸の水辺であるとが多く、まれに海辺で見かけることもある。どちらも水と関係した場所である。なお、くねくねの多くは少し離れた場所、水平線や地平線が見えるような広々とした場所でしか遠くかしか見えず、市街やなど至近距離で目撃した人は少ない。
被害
くねくねを目撃しただけだと特に害はない。しかし、くねくねを見た場所の地元民に聞き込み調査をするなど深く追うと精神異常をきたすという。また至近距離で見てしまった場合も精神異常をきたすという。
正体
夏場の水辺で多く発見されている事から。蒸発した水蒸気により蜃気楼が映し出されたのではないかと言う説。夏の田園で見かけることが多いから、案山子の見間違い説。
くねくねの出所
「2ちゃんねるのオカルト版」の「洒落にならないくらい怖い話をあつめてみない?」に書き込まれた話が出所とみなされている。以下が元となった文である。
わたしの弟から聞いた本当の話です。
弟の友達のA君の実体験だそうです。
A君が、子供の頃A君のお兄さんとお母さんの田舎へ遊びに行きました。
外は、晴れていて田んぼが緑に生い茂っている頃でした。
せっかくの良い天気なのに、なぜか2人は外で遊ぶ気がしなくて、
家の中で遊んでいました。
ふと、お兄さんが立ち上がり窓のところへ行きました。
A君も続いて、窓へ進みました。
お兄さんの視線の方向を追いかけてみると、人が見えました。
真っ白な服を着た人、
(男なのか女なのか、その窓からの距離ではよく分からなかったそうです)が1人立っています。
(あんな所で何をしているのかな)と思い、続けて見るとその白い服の人は、くねくねと動き始めました。
(踊りかな?)そう思ったのもつかの間、その白い人は不自然な方向に体を曲げるのです。
とても、人間とは思えない間接の曲げ方をするそうです。
くねくねくねくねと。
A君は、気味が悪くなり、お兄さんに話しかけました。
「ねえ。あれ、何だろ?お兄ちゃん、見える?」すると、お兄さんも「分からない。」と答えたそうです。
ですが、答えた直後、お兄さんはあの白い人が何なのか、分かったようです。
「お兄ちゃん、分かったの?教えて?」とA君が、聞いたのですが、
お兄さんは「分かった。でも、分からない方がいい。」と、答えてくれませんでした。
あれは、一体なんだったのでしょうか?今でも、A君は、分からないそうです。
「お兄さんに、もう一度聞けばいいじゃない?」と、私は弟に言ってみました。
これだけでは、私も何だか消化不良ですから。
すると、弟がこう言ったのです。
「A君のお兄さん、今、知的障害になっちゃってるんだよ。」
くねくねの影響
サークル『夕闇の季節』が2011年に配布したフリーゲーム「怪異症候群」に、くねくねを元にしたキャラクターが登場する。