マイケル・イードン/ Michael Yeadon
ファイザー元副社長警告 ワクチンの陰謀
概要
マイケル・イードンはイギリスの薬理学者。元ファイザーのアレルギー・呼吸器研究部門のチーフサイエンティスト兼副社長。バイオテクノロジー企業Ziarcoの共同設立者であり、元最高経営責任者。
イードンは、COVID-19ワクチンの危険性を曝露したことで注目集めた。COVID-19ワクチンは女性が不妊症を引き起こす可能性があるという情報を流した人物として知られている。
イードンとドイツ人医師のウォルフガング・ウォダーグは、欧州医薬品庁に宛てた書簡で、mRNAワクチンが精子、卵子、胎盤形成に必要なシンシクリン-1タンパク質を攻撃するという見解を示し、すべてのワクチン試験を中止するよう求めた。この不妊症の情報がソーシャルメディアで広く拡散された。
なお、イードンはパンデミック初期は、COVID-19に対して楽観的な見解を示していた。風邪やインフルエンザのようなものだというものだ。なぜなら、すでにヒドロキシクロロキンやイベルメクチンなどの治療法があるのを知っていたからだ。
しかし、2020年末になるとイードンの態度は安全な薬剤が使おうとせず、危険なワクチンへと誘導しようとする流れに「何かの陰謀」を知ったかのように態度を急変させる。そして、政府が治療法に対して嘘をついていること、簡易な治療法が存在するのにワクチン開発と接種へ人々を誘導することに対して警告を発する。
また、ワクチンは人口削減計画の一部であると主張しており、ワクチンパスポートの目的は、パスポートをもたせる事自体が目的であり、感染対策ではないという。ワクチンパスポートを言及すると明らかに辻褄が合わないことが出てくるからだ。
イードンは結婚しおり、2人の成人した娘がいる。
重要ポイント
- パンデミック初期はコロナ楽観論者でありワクチン推進派だった
- 薬剤が使われずワクチンばかり推奨することに疑問を持ち始める
- ワクチンは危険であり、パスポートは個人を管理するものである
経歴
幼少期
イードンは生後1年半のときに母親が自殺し、16歳のときに医師である父親に捨てられるなど、不幸な幼少期を過ごしたと話している。
その後、イードンは地元のソーシャルワーカーの助けで、ユダヤ人家族の養子となり、彼らの 「オープンハンドの愛が私の人生を好転させた」という。
キャリア
マイケル・イードンは、イギリスのギルフォードにあるサリー大学に入学。イアン・キッチン教授のもとで博士号を取得した。論文は呼吸器系に関することだった。
卒業後、ウエルカム研究所のサルバドール・モカードとともに、気道過敏症やオゾンや窒素酸化物などの汚染物質の影響に焦点を当て、5-LOやCOXの創薬にも取り組む。
1995年にケント州サンドウィッチにあるファイザー社に入社。アレルギー・呼吸器研究部門のチーフサイエンティスト兼副社長(副部長かも)となり、喘息や慢性閉塞性肺疾患(COPD)の治療薬開発を監督する。
また、ファイザーにいる間、ターゲットの選定や新分子のヒト試験への移行を担当する。吸入および経口のNCEを開発し、喘息、アレルギー性鼻炎、COPDを対象とした臨床試験で良好な結果を出した。
2011年、ファイザー社はケント州の研究施設を閉鎖すると、イードンと3人の同僚はバイオテクノロジー企業のZiarcoを設立する。Ziarco社は、2017年に3億2500万ドルでNovartis社に売却された。
Ziarco社での在籍中、イードンはボストン地域の2つのバイオテック企業、アペリス・ファーマスーティカル社とプルミトリクス社で数年間コンサルタントをしている。両社とも、現在は顧問をしていないという。
COVID-19騒動
パンデミック初期は「コロナは風邪」楽観論者
2020年3月にコロナウイルスのパンデミックが英国に到達した際、イードンは当初、ワクチンの開発を支持する姿勢を示していた。
彼はツイートしました。「Covid-19は消えない。ワクチンができるまで、あるいは集団免疫(以前にウイルスにさらされたことによる自然な抵抗力)ができるまで、できることはその広がりを遅らせることだけです」その1週間後、彼はこうつぶやいた。
「運がよければ、2021年末にはワクチンが登場するかもしれない」
あるツイッターユーザーが、ワクチンは「多くの人々に害を与える」と言うと、イードンはこう答えた。
「わかりました、拒否してください。でも、中立的な立場の人やワクチンを欲しがっている人への流れを妨げないでください、ありがとう」。このようにイードンはパンデミック発生初期はワクチン推進派だったり、「コロナは風邪」などコロナウイルスに対してかなり甘くみた楽観論者だった。
有効な薬があるのに使われないことに疑問を感じ始める
2020年中ごろから、イードンはコロナ対策に疑いを持ち始める。ウイルス自体に強毒性はない。そして疑問は、なぜ治療薬を使わないかだった。少なくとも4~5種類の安全で効果的な薬があるにもかかわらず、その存在が世間から隠されていた。
イードンは感染症の初期段階ではヒドロキシクロロキンの使用がウイルスの複製を抑え、また、その後、あるいは疾患のいかなる段階でも、肺の炎症を明らかに減少させる効果があるという。ヒドロキシクロロキンは亜鉛を細胞内に取り込むことで効果を発揮するため、亜鉛を加えることもあるという。
また、イベルメクチンを使用できることを検証し、証明している。イベルメクチンは特許切れの抗寄生虫薬で、たまたま抗ウイルス作用が入っていることがわかっていた。
イギリスのテスト・ローリー博士という親友からの報告で、彼女から臨床でイベルメクチンが非常によく効いていることが明らかだったという。
もし、炎症が生じるなら、これはイードンの専門分野であるアレルギーと呼吸器疾患に入るもので、喘息や、慢性閉塞性肺疾患に使用される吸入ステロイドが効き目があるとわかっている。また、吸入ブデソニドは、炎症を下げるのに優れているという。
正直に述べて、もし、これらが使用可能な状況であったら、パンデミックは2ヶ月で克服できていたという。
一方で、推奨されるワクチンの中身に震える
薬があるにも関わらず、政府はワクチン接種の準備をすすめていた。しかし、そのワクチンの中身に震えた。スパイクタンパク質を導入するというものだったからだ。
2003年のSAR1のスパイクタンパク質を動物に静脈投与した場合、凝血を引き起こしていたことがわかっていた。試験管の中で、人間の免疫システムの一部にスパイクタンパク質を加えると『補体』と呼ばれるシステムを活性化し、それは、サイトカインストームを誘発した。
コロナワクチンには、体にスパイクタンパク質を生産させるような、何かが入られたとわかったものの、当初イードンは理解できなかった。このシステムは、受けた人の体内に毒を生じさせるはずものだと。
いや、自分が間違っているのかもと数日間考えた。おそらく、生物学的特質を持たなくなるように安全なスパイクタンパク質に改造したのだろうと。だが、少しして、そうではないことに気づいた。
ウイルスに関する政府の筋書きの中心となる点の1つ1つや、また、それに対して私たちが何をすべきかという点を吟味すると、嘘だという結論に達した。
治療方法があるにも関わらず治療法が語られず、欠陥のあるワクチンを意図的に導入しようとしている。
危険なワクチンに対して警告を発する
そのとき、イードンはインターネットを通じて、ドイツの医師のスチャリット・バクディ博士と知り合った。2020年の11月頃だった。そのときには、まだどのワクチンも承認されていなかった。
そこで、二人は同じ結論に達した。
「すべてのワクチンは、接種者の体にスパイクタンパク質全体あるいはいその一部を作らせるものだと」と。
二人は、それが注射された箇所に留まる事はありえないと考えた。ファイザーの報告書では留まると書かれていたが、嘘だろうと、それは馬鹿げていると。
人間の筋肉は血管に富んでおり、血がたくさんあり、だからこそ筋肉として機能できる。ワクチンの一部は筋肉に留まらず、体の他の部分にスパイクタンパク質を生む結果となるだろうと考えていた。
潜在的に血液中に漂うか、あるいは血管を覆う細胞によって製造される可能性がある。疑いなく、一部の人に凝血が形成されるだろうと考えた。
遺伝子に基づいているこれらのワクチン、つまりmRNAワクチンに関していえば、それは私たちが今まで知っているmRNAのようなものではなく、未知の化学物質だった。
実際にはシュードウリジンを化学的に組み換えられている。Wikipediaによればシュードウリジンは、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の感染におけるウイルスの潜伏過程の調節因子として認識されている。私たちはおそろらくは、それを知らずにいる。
規制当局が、約4万人に試験を行うのを許可したことが、イードンは信じられなかった。彼らはそれらの化学物質が有毒ではないと、どうやって分かるのか。
イードンは、mNRAワクチンの薬理学と薬物動態学も知りたかった。薬物動態学は薬の動き、薬理学は何をするかである。
しかし、ワクチン製造者はそのどちらも研究をする義務がないという。そのため、ワクチンが腕に注射されたあとに、どこに行くのか研究していない。また、スパイクタンパク質がどこで、どのくらいの量、どのくらいの期間生成されるのかも、研究する必要はなかった。だから、ワクチンの製造業者は、注射後に何が起こるか、全くわかっていない。
記録を調べたとき、動態学も薬理学も存在しないことがわかったことにイードンは絶望したという。
こうして、2020年末、半引退したイードンはヨーロッパの医薬品規制当局への請願書を共同執筆し、大胆な要求をする。この嘆願文書は、12月1日にドイツのウェブサイトに掲載されたが、科学者たちはその理論を一斉に非難し、規制当局も対応しなかった。数週間後、欧州医薬品庁は、ファイザー社が共同開発した欧州連合の最初のCOVID-19ワクチンを承認した。
女性の不妊症問題で世界中からバッシングを受ける
2021年からイードンは、コロナウイルスを含む多くのワクチンの安全性を疑問視する、いわゆる反ワクチン派のヒーローとなった。
しかし、コロナワクチンの危険性の中でも、女性の不妊症を引き起こす部分が誇張され、反ワクチン派を通じてソーシャルメディアで瞬く間に広まった。
実際にイードンが言いたいことは、未知の認証されていない明らかに危険な新薬を妊婦に導入すると60年前のサリドマイド事件のように大変になるものであり、絶対に妊婦やこれから子どもを作る予定のある女性が接種してはいけないというものだった。
また、女性の体において、胎盤を支える構造自体の部分に抗体を引き起こしている。ワクチンにはポリエチレングリコール(PEG)という化学製品が使われていて、化粧品や工業製品に使われているものの注射されるものではない。微量のポリエチレングリコールがmRNAワクチンを取り囲む脂質ナノ粒子の一部を構成している。
多くの人がPEGにアレルギーがあることがわかっている。人々にそれを注射することで、一部の人にアナフィラキシー反応が起きて亡くなりかねないことを懸念していた。
英国王立産科婦人科学会によれば、数週間のうちに、イギリスの医師や看護師から、イードンの主張に心配した女性たちから「本当かどうか」と尋ねられたとの報告があったという。
1月に、非営利団体カイザー・ファミリー・ファウンデーション(KFF)が行った調査によると、アメリカではワクチンを接種していない人の13%が 「コロナワクチンは不妊の原因になると言われている」という話を聞いたことがあるという。
この主張に信憑性があったのは、マイケル・イードンが平凡な科学者ではなかったからである。60歳の彼は、ワクチンメーカーのファイザー社の元副社長で、16年間、アレルギーと呼吸器系の研究者として活躍してきたからだった。
反ワクチン運動は、COVID-19ワクチンや検査、政府が強制的に行うロックダウン、パンデミックのアークなどに対してイードンの反ワクチンの懐疑的な見解を利用した。
なお、イードンは、個人的にはすべてのワクチンの使用に反対しているわけではないと述べている。しかし、多くの医療専門家や政府関係者は、彼のような意見がワクチンを躊躇する気持ちを助長し、パンデミックを長引かせるのではないかと心配している。
英国保健社会福祉省のスポークスマンは、イードンの見解について聞かれると、「これらの主張は誤りであり、危険であり、深く無責任である」と述べている。
アメリカの政治王朝の御曹司で、影響力のあるワクチン懐疑論者ロバート・F・ケネディ・ジュニアが設立したグループのウェブサイトにイードンの嘆願書に対する言及がされた。
シンジケートライターでワクチン懐疑論者のミシェル・マルキンは、「妊娠中の女性:コロナワクチンにご用心」という見出しでイードンの不妊に関する発言を警戒心を煽るようにコラムで報じた。
ブログでは「ファイザー幹部:コロナワクチンは女性の不妊治療」という見出しで記事が投稿され、フェイスブックで何千回もシェアされた。
2月3日、イードンはツイッターのアカウントで9万人のフォロワーに向けて次のようなメッセージを発した。「先日、私のアカウントが(ハッキングされたのか)ひどく不快な内容のツイートが現れた。その結果、私のアカウントはロックされた。もちろん、私はそれを削除しました。そのツイートは私が書いたものではないことを知っておいていただきたいです」。Twitter社の広報担当者はコメントを控えた。
翌日の2月4日、イードンはツイートの中で「もうすぐ消える」と謎めいた発言をした。
2日後、彼はツイッターを離れた。彼のフォロワーは、「このアカウントは存在しません」というメッセージで迎えられました。彼のLinkedInプロフィールもすぐに変更され、「完全に引退した」と述べている。
政府を含む巨大な陰謀説
技術面を超える大きな政治的問題を発見する
2020年のイードンはおもにコロナワクチンの技術面の問題に焦点を置いていた。しかし、2021年に入るイードンは技術面を超えるものがあることを存在することに気づいたという。
具体的ではないが、「政府と巨大なプロ集団」の陰謀を唱え始めた。
イードンはこれがグレート・リセット、金融の再始動だと直感する。1年が過ぎて、ワクチンによる負傷が出てきて、イードンは確信したという。
「皆さんに警告します。世界各国の政府は、皆さんの政府も同様に嘘をついています。さまざまな角度から皆さんが簡単に信じるように仕向けているんです。それを疑問に思わなければ、私のような者には何もできないんですよ。皆さんはプロパガンダや嘘のターゲットになっているんです。画策しているのはプロの集団なので、その手法に精通しています。
それは何年にもわたって、非常に正確に計画されてきたプロパガンダ、つまり、人々を騙してきたということに対してですが、政府が皆さんを騙していることについて、色々な例を挙げながら皆さんにお伝えすることです。
もしもあなたが「居心地の悪いデスク」というなら、そこには私が座っているので、私は言うでしょうね、「ようこそ!お手伝いさせてください」と。
多くの元同僚は、イードンのワクチンに対する態度の変化に困惑しているという。
イギリス・ケンブリッジにあるタリスマン・セラピューティクス社の会長のマーク・トレハーンは、ファイザー社でイードンと2年ほど同僚だった時期があり、ときどきコーヒーを一緒に飲んだことがあるという。
「彼はいつも知識が豊富で分かりやすく、優れた科学者のように見えました。彼はいつも知識が豊富で分かりやすく、優れた科学者のようだった。私たちはともにに薬剤師としての訓練を受けていたので、共通点があった」と言う。
「しかし、私は明らかにイードンと彼の最近の見解に同意しません」とトレハーンは話す。トレハーンの会社は、コロナウイルスによって引き起こされる可能性があると彼が言った脳血栓の研究をしている。「これは私が20年前に知っていた人の言動とは思えない」という。
主流メディアや元同僚たちは、イードンがワクチン推進者からコロナワクチン懐疑論者に変わったのかは謎のままだと話したり、報じているが、イードンは自分自身の言葉でコロナワクチンと今までのワクチンは全く異なると何度も述べている。
私たちが進んでワクチンを受けるようにさせることがその目的だとイードンは話す。
「今回のコロナワクチンは安全ではありません。端的に言いますと、安全でない理由は、遺伝子に基づいた設計により、体内でウイルスのスパイクタンパク質の生成を可能にするからです。私たちは何年も前から知っていました。ウイルスのスパイクタンパク質に、血栓形成作用があることを。それについては、多くの研究論文があるんです。ドクター・ヴォグと昨年12月に欧州医薬品庁に、それについての警告として、手紙を書きました。これは重大な問題です。接種後の約75%の副作用は通常のワクチンよりも高い副作用発現率ですが、血栓塞栓症関連、つまり、血栓と出血の症状です。
マスクは必要ありません。PCR検査は嘘です、ロックダウンはやめるべきです。感染症予防にはまったく効きませんから。ロックダウンはほとんど病院やケアホームでやりましたが、ワクチン接種は必要ありません。安全で承認された薬を使うべきです。
ワクチンパスポートは個人を管理するためのもの
「邪悪な科学者の言うことを聞かなくてもいいのですよ。彼らに限って政府に助言をする立場のようです。ワクチンパスポートが本格的に導入されると、押し返すチャンスを失うでしょう。そうなると後悔しますよ。連中は感染を防ぐのではなく、「ワクチンパスポート」を持たせること自体が目的なんですよ。
連中とは、トニー・ブレア元首相や、ビル・ゲイツらのことです。ブレア元首相の不名誉な辞任の際、多くが彼を、戦争犯罪人と呼びましたが、私に言わせると、彼は未だに戦争犯罪人ですよ。邪悪さは想像を越えています。ブレア元首相は弁護士で政治家です。
私は科学者として自身を持って言えるのは、ワクチンパスポートが誰のためにもならないことです。それにより安全が確保されるわけがないし、取得したからといってウイルスフリーの保証にはなるわけがないんですよ。誰も疑問に思わないようです。ワクチンパスポートについて考えると辻褄があわないことがいくらでも出てくるのに、メディアもそれに応じない。上手くいくわけがない。
男性生徒が「ワクチン」を接種しないと大学に通えないと言われたこと、それは違法です。明らかな脅迫です。治療法を強要するのは犯罪行為なんです。医療的実験についてはいうまでもありません。それは特にニュールンベルク綱領により禁止されているんです。脅しにより、医療的実験をさせるのは、この国際法に違反します。各国がそれに署名しています。
なぜ製薬会社は追加でワクチンを製造しているのでしょうか?これを聞いたら恐怖を感じないといけませんよ、私がそうであるように。」
■参考文献
・https://en.wikipedia.org/wiki/Michael_Yeadon、2021年9月6日アクセス
・https://kazzhirock.hatenablog.jp/entry/20210619/1624093200、2021年9月10日アクセス