ランブル / Rumble
保守派や右翼のための動画プラットフォーム
概要
ランブル(Rumble)は、トロントに本社を置くカナダのオンライン動画プラットフォーム。2013年にカナダ出身のテック起業家クリス・パブロフスキーが創設した。保守派や右翼のコンテンツ制作者のためのサイトと評されている。
2020年の米国大統領選挙を受けて、TwitterやFacebookなどの主流ソーシャルメディアプラットフォームの保守派ユーザーの多くがランブルに移行した。フォーチュンによると、それ以前の同サイトは自宅の録画で埋め尽くされた「YouTubeのクローン」だったという。
2021年1月11日、ランブル社は検索結果をめぐってグーグルを相手取り、20億ドルを超える損害賠償を求める独占禁止法違反訴訟を起こした。
設立から7年間、ランブルのコンテンツはおもにペットや赤ちゃんの動画で構成されていた。しかし、2020年8月、デヴィン・ヌネス下院議員が、YouTubeが自分のチャンネルに対して過度に検閲を行っていると非難し、ランブルに自分の動画を投稿するようになる。その後、他の著名な保守派やリバタリアンであるディネス・ドゥーザ、ショーン・ハニティ、ジム・ジョーダン下院議員などもすぐにランブルへ移り、保守派や右翼の動画プラットフォームに変貌した。
ランブルでは、ポルノ、ハラスメント、人種差別的なコンテンツ、違法なコンテンツは禁止されているが、それ以外のものは何でも許されている。
ランブルにチャンネルを置く他の有名なユーザーとしては、「America's Funniest Home Videos」、ファクトチェックサイト「Snopes」、アメリカの放送会社E.W. Scripps Company、「Hodgetwins」、TVニュースチャンネル「Newsmax」、ケーブルニュースチャンネル「One America News Network (OANN)」、国際的なニュース機関「ロイター」などがある。
■参考文献
・https://en.wikipedia.org/wiki/Rumble_(website)、2021年1月22日アクセス