【社会運動】伊藤詩織「日本の性犯罪被害に対する司法制度の改善を要求」

伊藤詩織 / Shiori Itō

日本の性犯罪被害に対する司法制度の改善を要求


生年月日 1989年生まれ
国籍 日本
職業 ジャーナリスト、映像作家
代表作 『Black Box』文藝春秋
ムーブメント #MeTooムーブメント

伊藤詩織(1989年生まれ)は日本のジャーナリスト、映像作家。ジェンダー平等と人権問題に焦点を当てた活動を行っている。その活動が世界的に評価され、2020年に『タイム』誌の『2020年の最も影響力のある人物100』に選出された。

 

2013年、ニューヨークの大学でジャーナリズムと写真を専攻する。その後、トムソン・ロイターでインターンを経験する。現在はフリーランスのジャーナリスト、映像作家として活動している。

 

トムソン・ロイターでの研修中に、当時の安倍晋三首相の知人でTBSテレビの政治記者でワシントン支局長だったジャーナリストの山口敬之氏と渋谷・恵比寿の居酒屋で会食する。その際、酩酊状態になり深夜から翌朝にかけて記憶を失い、山口にホテルで乱暴されたことを告発したことで世界的に注目を集めるようになる。その後、彼女は日本の#MeTooムーブメントの顔になりました。

 

彼女は、日本の性被害に対する「警察のサポート体制の希薄さ」を自身で体験したことで、性犯罪の被害者が泣き寝入りせざるを得ない日本の司法システムや捜査方法、そして被害者に対して不寛容な社会のあり方の改善を求めている。

 

具体的には以下のような改善を求めている。

  • 被害に遭ったらすぐに治療・検査が受けられる24時間365日体制のレイプ緊急センターの設置
  • 女性警察官の割合を高めることで性犯罪の被害届を出しやすいようにする
  • 100年以上前の日本の強姦に関する法律を更新。

現在の日本は、性被害を受けても警察に届けにくい環境で、泣き寝入りが増え、結果的に発生件数が少なくなっていると話している。


■参考文献

https://news.livedoor.com/article/detail/13880829/、2020年12月6日アクセス

https://en.wikipedia.org/wiki/Shiori_It%C5%8D、2020年12月6日アクセス